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2016年5月26日(木)13:00〜29日(日)13:30【4日間】
会場:セミナーハウス クロス・ウェーブ梅田(大阪市北区神山町1−12)
研修内容
全国から6年制卒薬剤師5期生51名(男性22名、女性29名)が参加し、新人薬剤師合宿研修会を大阪で開催しました。例年の如く朝9時〜21時半まで、座学だけでなく、演習、グループワーク、実技実習、ランチョンセミナー、在宅オープンセミナーと息つく暇のない内容の濃いプログラムの3泊4日合宿を過ごしました。
地域包括ケアの中で薬物治療を担う上で求められる、「かかりつけ薬剤師」の重要な資質として質の高いコミュニティファーマシストを目指して、調剤、リスクマネジメント、服薬指導、在宅医療、OTC、漢方、主体性、コミュニケーション等多岐にわたる実践スキルをバランス良く身につけました。
また、外部講師としてお招きした菅野彊先生(どんぐり工房)による「薬剤師のための薬物動態10の鉄則」では、薬物動態学を臨床現場で活かすための講義・ワークを取り入れ、最も薬剤師として専門性を発揮でき、薬剤師にしかできない患者の安心安全を守る術を学びました。
杉浦方紀先生(医薬品医療機器総合機構)に
は、PMDAメディナビを使って、いかに早く正確な情報を取得するか、また現場で副作用を認識した場合の報告方法等、日常業務に沿った実践的な講義をして頂きました。
大森眞樹先生(熊本市薬剤師)からは、4月に発生した熊本大地震被災地での薬剤師救援活動について映像を交えながら伺い、涙した参加者も多数いました。
また、3日目午後の在宅セミナーでは、在宅第一線で活躍する薬剤師が患者さんに寄り添い地域に根差した活動をしていることを知り、周りの熱意に触発され、今後自身で在宅に取組みたいと感じました。
研修会終了後には、毎日ラウンジスペースで懇親を深め、将来にわたり手を取り合って切磋琢磨できる仲間という宝物を得ました。
なお、「在宅オープンセミナー」内容詳細につきましては、別項の受講レポートをご参照ください。