プロフェッション道場研修会 受講レポート
- 開催日:2008年02月03日(日)
- 開催場所:「ホテル阪急エキスポパーク」
講習内容
受講レポート
- 「医師不足の弊害を薬剤師の関与で解決できないか?」というテーマのワークショップが組まれ、それに向けた形での講義はとても理解しやすかった。漠然と思い描いていた薬剤師職能の発展が少しずつ形になっていく実感がある。実際に京都桂病院では処方権の移譲が試みられており、名古屋大学病院でもICUでの輸液管理を薬剤師が担っている。我々開局薬剤師もセルフメディケーションの浸透や地域医師との連携で薬剤費の減少・医療費の適正化を進め、行政に評価される薬剤師職能を確立していきたい。開局薬剤師・病院薬剤師、学校薬剤師、薬学部、制約企業、厚労省等、薬品のみならず国民に関わる全ての団体との連携を創り上げたい。
- 医師不足の弊害を薬剤師がどうするのか、という命題を考えた時改めて薬剤師の職能を考えることができました。自分を含めて、日本の薬剤師は基本できていないのではないかという思いが強くなった次第です。志を立てて実行に移すようにします。
- 武政先生、小林先生のヨーロッパにおける薬剤師の仕事は、はじめて聞くことばかりで驚くことばかりでした。各国の薬局の店構えも異なっていましたが、各々の国の中でも変わっていっていること。日本の国でも制度が度々変わることに対して疑問を持っていましたが、どの国でも同じなのかと固定した思想をなくさなければならないと思いました。良いところは真似したいと思いましたが、独自な日本にあった方法を考え出したいです。ディスカッションでは、短時間ではありましたが他社の方々の考えを聞き、新たな発想をもらいました。実感できることもあり、早速職場で試してみたいと思いました。
- 個人のスキルアップについてばかり考えていましたが、社会システムを変えるという発想がとても新鮮でした。ただ、個人としての考え方を変えることが社会システムを変えることにつながるのだろうと思います。また周囲の薬局・薬剤師に対する認識を変える認識を変える努力もしないといけないと思いました。