在宅オープンセミナー ~認知症患者への多職種連携による在宅ケア~

研修内容

新人薬剤師と一般薬剤師85名が全国から参加し、在宅オープンセミナーを開催しました。

地域包括ケアシステムの根本「多職種連携による在宅ケア」をテーマに、ますます増加する「認知症患者」にスポットをあて、在宅に従事される医師の伊藤章先生(大阪市)、歯科医師の津田賢治先生(兵庫県姫路市)、3社の薬剤師をお招きし在宅の実状を学びました。
訪問歯科診療については、何をしているのかよく知らなかった参加者が大半で、動画を多用されてのご講演により非常によく理解でき、かつ口腔ケアの薬学的アプローチの重要性にも気づきました。
医師からは、在宅とは病院での治療を自宅で行うことではなく、医療を通じてより快適に過ごすお手伝いをすること、そして医師は薬剤師や歯科医師との連携を望んでおり、それぞれの専門性を活かした情報共有が重要であると学びました。
薬剤師の実践報告からは、認知症になっても心は生きているので、訪問開始前のみならず開始後も十分話し合い、患者の気持ちに寄り添える薬剤師になること、ケアマネとの連携も重要と知り、特に新人薬剤師は「多職種連携」の本当の意味が初めてわかったセミナーになりました。
セミナー終了後の懇親会で、新人薬剤師と在宅第一線で活躍する薬剤師は互いに触発され、新たな人脈を作り大いに盛り上がりました。

受講風景

受講者の声




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