訪問だけが在宅医療ではない~薬局窓口でできる在宅準備~

研修内容

在宅医療に興味を持つ薬剤師29名が全国から集まり、在宅実践研修会を実施しました。
まず最初に、在宅医療の流れ、医療(治療)と介護(生活)の関係を知り、我々薬剤師が医療者として居宅へ介入することで、患者のQOL向上に寄与することを学びました。次に、薬剤師が自らバイタルサインを収集する重要性・意義を考え、その上で薬学的アセスメントを実行する重要性を学びました。
実際に聴診器、血圧計、パルスオキシメーターを用いた実習では、薬剤師患者役の2人1組となり、挨拶し顔色を見るところから、バイタルサイン(脈拍、血圧、心音、呼吸音)測定ロールプレイを会話しながら行い、グループ内で手技を評価し合いました。
さらに、在宅にまつわる保険制度を整理した上で、症例検討を行い、薬剤師としての情報の読み方、多職種連携の重要性、職種それぞれの特徴を学びました。
ひとりの患者さんと保険薬局の関わりについて考えた先に、在宅医療が存在することを体感した実りある研修会でした。

受講風景

受講者の声



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